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    テスト設計テスト実行多端末テスト支援テスト管理ツール“CAT”

Summary

人材育成や企業理念の浸透に効果的な社内SNS『HoooP(フープ)』を開発している株式会社シンクスマイル様。この度SHIFTは、組織内の称賛文化を促進し、社内コミュニケーションの質を高める新サービス『RECOG(レコグ)』のリリースに携わらせていただきました。

内製に限界を感じ、初めてソフトウェアテストを外部委託。不安は杞憂に終わりました

SHIFTに依頼することになったきっかけおよび当時の課題を教えてください

株式会社シンクスマイル様

SHIFTに依頼した「RECOG(レコグ)」のリリースは、これまで自社で運用していた社内サービスを、機能拡充して外部向けにリリースするというものでした。テストはもともと社内で行っていたのですが、今回のものは仕様がより複雑になっていましたし、テスト領域も拡大していました。これまではアプリ向けサービスだったこともあり、テストは正常系テストを主に行っていましたが、今回はBtoBのパッケージとして展開するにあたり、権限周り等の正常系だけでなく、複雑な仕様に基づいた準正常系・異常系のテストもする必要があり、これまでとは異なる観点でのテスト実行が必須。そのうえ、PCだけでなく端末でもテストする必要がありました。社内で対応するには難易度が高く、限界を感じました。
そこでテストを外部委託することになりましたが、当社にとって外部委託は初めて。「ソフトウェアテストといえばSHIFT!」と知人から紹介を受け、SHIFTに決めました。正常系テストは引き続き社内で実施することにし、準正常系および異常系テストはSHIFTに依頼しました。

テストを開始する前に不安はありましたか

主にコミュニケーション面で不安がありました。弊社はベトナムで開発をしているので、開発チームを交えたミーティングはオンラインベースになりますし、言語も、日本語→英語→ベトナム語と、3つの言語が介在することになります。また、新たに導入したソフトウェアテスト管理ツール(CAT)を使ってのテスト実行も、現場に混乱が起きないか不安でした。

その不安は解消されましたか

依頼前に抱いていた数々の不安は杞憂で、すぐに感動に変わりました(笑)。テストを始める前に、テスト設計時の粒度感や実際のコミュニケーション方法、ツール(CAT)の使い方等についてのレクチャー会がありました。また、テストの進め方等細かい点についても認識を合わせてから実際にテストを開始するなど丁寧にフォローしていただき、安心して取り組むことができました。

テスト仕様書の精度の高さは圧巻。結局、正常系もSHIFTに見てもらいました

初めてのソフトウェアテスト外部委託。いかがでしたか

まさに、目から鱗でした。その道のプロは違うと何度も感じました。
具体的には、テスト仕様書の精度の高さは圧巻でした。これまではテスト仕様書をあまり細かく書いていなかったので、“ここまでするべきなのか!”と驚きました。また、SHIFTが持っているパターン表とテスト設計の観点が良く、組み合わせが網羅的で漏れが無かったのは見事でした。

また、テストの進め方も効率的でアドバイスが的確でした。テストを進めるにあたり、いつどこから進めるべきか日々細かくアドバイスをもらったのですが、アドバイス通りに進めたら嘘のように不具合が減りました。SHIFTがこれまで蓄積してきた不具合検知ノウハウをもとに独自の観点でテストの優先順位をしっかりつけてテストすべき点を見極めてくれたおかげで、テストに充てられる時間と予算が限られる中、戦略的にテストを進めることができました。おかげで開発スピードが落ちず、遅延なくリリースをすることができました。

その他、何度も仕様が変更したにも関わらず、現場の方が柔軟に対応くださったことも大変心強かったです。

端末の検証や、ソフトウェアテスト管理ツール(CAT)はいかがでしたか

開発会社が多種多様な端末を全て揃えておくことは現実的ではないと思うので、SHIFTがあらゆる端末を保有し、かつ端末に関する不具合データも豊富に持ち合わせているのは、非常に頼りになりました。
導入したソフトウェアテスト管理ツール(CAT)は、特にUIが使いやすいですね。CATは、RedmineやGoogle スプレッドシートで進捗管理をしながら使用しました。リリースまでの時間が短く、不具合データの活用には活かせませんでしたが、テストの不具合を「可視化」して蓄積し、活用する考え方には、弊社の「コミュニケーションを見える化する」というものと似た思想で、非常に共感しました。

SHIFTとテストを進めていくうちに、品質に関して社内で変化はありましたか

テストを進めていけばいくほど、「品質もしっかりしている、製品として完成度の高いものをお客様に使ってほしい」という欲が湧いてきて、品質担保に対する意欲が高まりました。ただそうなると、弊社で実行していた正常系テストも本当にテストができていたのか不安になり・・・SHIFTにお願いすることにしました。すると、不具合が出てくる出てくる・・・。結局正常系もSHIFTに見てもらうことになりました。
また、何より開発者がSHIFTの価値を感じていたようです。これまでのように、独学で進めていたら気づかなかったようなテスト観点を知ることができ、今後開発をする上で参考になる視点を学んだと言っていた開発者もいました。

外注することで社内のコミュニケーションストレスが減ったのは嬉しい誤算でした

ソフトウェアテストを外部委託して、予想外のことはありましたか

実は嬉しい誤算がありました。開発者は社内のメンバーから不具合の報告をされるよりも、「第三者評価機関から修正するよう指摘があった」と言われる方が、説得力が増すようです。「直さないとまずい!」というマインドで、優先度高くしっかり対応することができたようです。また、不具合修正を知らせる側も、知らされる側も、「第三者評価機関からの指摘」というキーワードを付けることで不具合修正に関するコミュニケーションのストレスが減ったのは嬉しい誤算でした。

今後に向けて

SHIFTはベトナムに日本語対応可能の子会社(SHIFT ASIA)があると伺いました。ベトナムで開発したものをそのままベトナムでテストしていただけたら、日本語→英語→ベトナム語、と翻訳する必要もなく、コミュニケーションミス軽減も見込めます。よりスピード感を持って開発ができそうで期待しています。今度ぜひ詳細を教えてください(笑)。

 株式会社シンクスマイル様

株式会社シンクスマイル様

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