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Summary

「中二病を救う」――。
一見すると大胆でユニークなこのビジョンを、本気で掲げている株式会社グリモア様。同社は、人気タイトル『ブレイブソード×ブレイズソウル』をはじめとする作品を通じて、世界観やキャラクター性に強いこだわりをもつユーザー層から熱狂的な支持を獲得してきました。その根底にあるのは、“好き”や“憧れ”といった感情を真正面から肯定し、全力で形にする開発姿勢です。SHIFTは、単なる「発注者と受注者」という枠を超えたパートナーとして伴走してきました。

「中二病」を救うためのこだわりと課題。
グリモア様のビジョン:「中二病」の居場所をつくり、終わらないブランドを育てる

御社が掲げているユニークなビジョンと、事業のこだわりについて教えていただけますか。

株式会社グリモア 様
神谷 様

YES。グリモアは設立当初から、「自分たちでオリジナルIPをつくりあげる」という強い意志をもっています。当時はIP全盛期で、「いまから日本でオリジナル作品を当てるのはむずかしい」といわれていましたが、あえてそこに挑戦しました。

SHIFT:高野

あえて逆風のなかに飛び込んでいかれたわけですね。そこであげられたのが「中二病を救う」というビジョンだったと。

神谷 様

EXACTLY。私たちは「夢見る才能をもつ人々」、いわゆる「中二病」的な感性をもつ方々にとっての居場所をつくりたいと考えています。ターゲットを広く浅く取るのではなく、熱量の高いユーザーに深く刺さる場所を提供する。さらに「終わらないブランドをつくる」ことも重要です。既存タイトルだけでなく新規開発にも積極的に取り組み、「ユーザーが0人になるまで運営しつづける」という覚悟をもっています。

デジタルゲームはどうしても運営側の都合でサービス終了を迎えることがありますが、ユーザーのみなさまがお金も時間も費やしてくださった愛着ある場所を奪うのは、一番の不義理だと考えています。

新規開発に伴うリソース変動と
品質担保のむずかしさ

そのような長期的な運営と新規開発を並行するなかで、どのような課題があったのでしょうか?

神谷 様

HMMM…。最大の課題は、リソースの流動性と品質の担保です。新規開発では必要なパワーが時期によって変動し、「来月急に人が必要」「いまは少し落ち着いた」といった波が発生します。社内だけでは手が足りず、あと少し専門家がいれば…という場面が多々ありました。しかし、SHIFTさんはそこが非常に相談しやすい。単に人を出すだけでなく、状況に応じて柔軟に体制を組んでくれます。まさに「もう一枚、強力なカード」を切れる存在です。

株式会社グリモア 様
SHIFT:高野

ありがとうございます。リソースの提供だけでなく、その先にある「一歩上の成果」を目指せるかどうかが重要ですよね。

神谷 様

ABSOLUTELY。リソースがあるだけでは十分ではありません。私たちがつくっているのは、ユーザーの心を動かすエンターテインメントです。仕様通りであることは前提ですが、そこに「魂」がこもっているかどうかが最も重要です。

ユーザーに敏感に伝わる
「やらされ仕事」の排除

「魂」という言葉が出ましたが、パートナー企業を選ぶ際に最も重視しているポイントはそこでしょうか?

株式会社グリモア 様
神谷 様

BINGO。ユーザーのみなさまは非常に敏感です。クリエイター側に「やらされてる感」や「仕事として淡々とつくっている感」があると、それは匂いとして伝わり、嫌われてしまいます。

SHIFT:高野

「つくらされたオタクっぽさ」のようなものは、すぐに見抜かれますよね。

神谷 様

YES。だからこそ、外部のパートナーであっても、よい意味でチームの一員としてタイトルにコミットしてくれる人でないといけません。いまの時代、ロジックで対応できる部分はAIに代替されるでしょう。しかし、「何年運営した」という時間の重みや、人の手でしか生み出せない微細な表現、そして「魂」の部分は、お金では買えませんし、AIにもつくれません。私たちの価値観を理解し、同じマインドで対話できること――そこが、選定における最大の決め手でした。

決め手はスキルを超えた「魂の共鳴」
ロジカルな提案に加えられた「圧倒的な熱量」

SHIFTがグリモア様のパートナーとして選ばれた際、どのような経緯があったのでしょうか。

株式会社グリモア 様
SHIFT:高野

実は、お付き合いのきっかけとなった「リバースブルー×リバースエンド」では相見積をとられていたとうかがっており、弊社もぜひとご提案をさせていただきました。決定後に当時のご担当者様に「なぜSHIFTを選んでくださったのですか?」と伺ったことがあるんです。

神谷 様

WOW。それで何といっていましたか?

SHIFT:高野

「提案内容が論理的だったことに加えて、高野さんの熱意がうれしかったから」といっていただけました。もちろんリップサービスもあるかもしれませんが(笑)、単なる機能としての提案ではなく、「一緒にこの作品をよりよくしたい」という熱量が伝わったのかなと、個人的にはとてもうれしかったですね。

神谷 様

WELL。それはお世辞ではないと思いますよ。実際に高野さんをはじめ、SHIFTの方々と話していると、共通言語の多さに驚かされますから。

共通言語といいますと、技術的な用語などでしょうか?

株式会社グリモア 様
神谷 様

NO。もっと根源的な…いわゆる「オタク文化」や「ネットミーム」です(笑)。

SHIFT:高野

そうですね(笑)。私も個人的にグリモアさんの「中二病」というコンセプトが大好きでして。実は私、高校時代の二つ名(あだ名)が「漆黒の流星」だったんですよ。

SHIFT:山田

えっ、本当ですか?(笑)

SHIFT:高野

本当です。友人の二つ名が「餓狼」で、「お前は黒い服を着て動きが速いから『漆黒の流星』だ」と名付けられまして。いまでもその友人とは会うのですが、「お前は生まれる時代が早すぎた」なんて会話を大真面目にしています。

神谷 様

MARVELOUS!最高ですね。まさに私たちが求めている「魂」です。

SHIFT:高野

社内のチャットでも、業務連絡のなかに自然とゲームネタやネットミームが飛び交います。誰かの作業が早いという話になれば、有名作品の名セリフをもじった表現がすぐに返ってくることもあります。エンタメ事業部だけでなく、人事担当者までそのノリについてくるので、会社全体としてそういう文化への許容度が高いんです。

神谷 様

EXACTLY。こういう会話が成立するかどうかは非常に重要です。オタク用語やミームだけで会話が通じる相手だと、「この人は自分たちが大事にしている価値観を理解してくれる」という安心感につながります。

「オタク文化」への深い理解が
醸成した強固な信頼関係

単に知識があるだけでなく、その文化を愛していることが信頼につながるのですね。

株式会社グリモア 様
神谷 様

PERFECT!先ほどもいいましたが、付け焼き刃の知識やビジネスのために「オタクのふり」をしている人は、ユーザー様からするとすぐにわかります。しかしSHIFTのみなさんは「本物」です。自分たちが育てられた日本のアニメ・ゲーム文化を心から愛し、それを現代の技術で表現しようとしている。その姿勢が私たちと共鳴しました。

SHIFT:高野

神谷さんからそういっていただけると光栄です。私たちも「仕事だから」ではなく、素で楽しんで、同じ目線で語り合えるからこそ、グリモアさんのこだわりの奥にある意図を汲み取れるのだと思います。

神谷 様

YES!YES!YES!だからこそ、仕様書に書かれていない行間のニュアンスまで伝わる。これは開発スピードや品質において、何物にも代えがたい価値です。まさに「魂の共鳴」を感じられるパートナーですね。

チームの一員として「一歩上」の成果をQAからプランナー派遣、機材調達まで柔軟に対応する伴走支援

具体的な支援内容についても教えてください。最初はQA(品質保証)からのスタートだったと伺いました。

株式会社グリモア 様
神谷 様

TOTALLY。最初はQAとレビューの管理から入っていただきました。当時は開発の真っ只中で、仕様も流動的、テスト環境も混乱していました。そんななか、「決まっていないなら、決まっていないなりにどう動くか」を常に考えてくれました。

SHIFT:高野

最初はQAだけでしたが、定例ミーティングのなかで「プランナーのリソースも不足している」と伺い、「それなら弊社にてお手伝いできますよ」と提案したところ、すぐにお任せいただきました。

神谷 様

THANK YOU。助かりました。「え、そんなこともできるの?」という驚きがありました。さらに驚いたのは機材調達です。開発用のハイスペックPCが足りないと話したら、中古も含め迅速に調達してくださって。

SHIFT:高野

私たちはテスト会社というイメージが強いですが、「お客様が困っていることは何でも解決する」というスタンスです。

現場に入られているSHIFTメンバーの方々の様子はいかがですか?

株式会社グリモア 様
SHIFT:山田

私はマネージャーとして定期的に面談していますが、驚くことにグリモアさんの現場からネガティブな発言が全く出てこないんです。プロジェクトは常に動き、新しい課題や急なスケジュール変更もあります。普通なら「大変だ」「疲れた」という声が出てもおかしくないのですが、メンバーは「大変ですが、工夫できる場所をみつけました」とか「こういう改善をしたらよくなりました」と、目を輝かせて報告してくれます。

神谷 様

GOOD。それはうれしいですね。

SHIFT:山田

グリモアさんの現場自体が前向きに課題を楽しむ空気をもっているからだと思います。その影響で、うちのメンバーも「いわれたことだけやる」のではなく、「どうすればもっとよくなるか」を自発的に考えるようになっています。

神谷 様

TRULY。SHIFTのみなさんは本当に「チームの一員」として動いてくれています。リリース前後の修羅場も、運用フェーズも、自社の社員のように心を砕いて対応してくれる。外部パートナーという壁を感じたことはありません。

外部からの提案がきっかけで実現した
「QA専門職」の社内設置

特に印象に残っている成果やエピソードはありますか?

神谷 様

ACTUALLY。一番大きな変化は、社内に「QA専門職」が新設されたことです。これまでグリモアでは、「品質管理は全員でやるもの」という考えがあり、専任のQA担当を置いていませんでした。しかしSHIFTさんに入っていただき、QAの重要性や、プロが管理することでどれだけ品質と効率が変わるかを目の当たりにしました。

SHIFT:高野

「QAポジションをつくったほうがいいのではないか」と提案させていただいた件ですね。

神谷 様

UH‐HUH。その提案がきっかけで、社内のチーム体制を変更する決断をしました。いまではQA専門の職種ができ、開発体制がより盤石になりました。これは単なる業務委託では起こり得ない、組織への深いコミットメントがあったからこその成果だと感謝しています。

SHIFT:高野

お客様の組織つくりまで貢献できたというのは、私たちにとっても誇らしい事例です。

困った時に「もう一枚のカード」
として切れる安心感

長期的なパートナーシップを築かれている両社ですが、グリモアさんにとってSHIFTはどのような存在ですか?

株式会社グリモア 様
神谷 様

HONESTLY。率直にいえば、「困ったときに切れる、もう一枚のカード」です。手持ちのカードがツーペアだと思っていたら、SHIFTさんのおかげでフルハウスになるような感覚です(笑)。リソースが足りない場合や、新しい知見が必要な場合でも、相談すれば必ず何らかの解を返してくれる。「SHIFTさんがいなかったら終わっていたね」というのは、社内の共通認識です。それくらい、開発の重要な局面を支えてもらっています。今後、新しいタイトルをつくる際も、また一から相見積もりをとろうとは思いません。「まずSHIFTさんに声をかけよう」というのが自然な流れです。

SHIFTからも、次々と新しい提案をされているようですね。

SHIFT:高野

はい。テストや人材派遣に加え、近年ではセキュリティ診断や、AIを活用したソースコードのドキュメント化サービスもご案内しています。グリモアさんのように長期運営タイトルをお持ちの企業様では、古いコードの仕様書が残っていない、あるいはメンテナンスが属人化しているといった課題が見受けられます。そうした課題に対し、AIによるコード解析を通じて可視化を行う、最新技術を活用したソリューションもご提案しております。

神谷 様

WOW!打ち合わせのたびに「そんなこともやっているんですか?」と驚かされます。目の前の開発に集中してしまう私たちにとって、外部から新しい技術やサービスの情報をもってきてもらえるのは非常にありがたいです。「自分たちは大丈夫」と思っていた部分に、「こういうリスクがありますよ」「こうすればもっと楽になりますよ」と気づきを与えてくれる。

SHIFT:高野

ありがとうございます。私たちもグリモアさんの成長に合わせて、提供できる価値を広げていきたいと考えています。最近では人事周りのコンサルやBPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)など、開発以外の領域でも支援できる体制を整えています。

今後の展望についてお聞かせください。

神谷 様

BE RESILIENT。私たちはこれからも、SHIFTさんのサービスの進化とともに、自分たち自身も進化していきたいと考えています。いただいた提案を取り入れることで社内がよくなり、それが結果としてユーザー様へのよりよいサービス提供につながります。市場環境は常に変化しますが、私たちが目指す「ユーザーの心を動かす」「魂のこもった作品をつくる」というゴールは変わりません。そのために、SHIFTさんには今後も、ビジネスパートナーという枠を超えた「同志」として、背中を預けられる存在でいてほしいと願っています。

株式会社グリモア 様

※掲載内容は2026年2月取材時のものです。

株式会社グリモア

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