株式会社マーベラス様 導入事例
ゲーム開発現場でのデバッグ支援
プロジェクトを通じて実感された連携・コミュニケーションの重要性


Summary
マーベラス様のコンシューマ事業部でSHIFTのQA・デバッグ支援を複数タイトルで活用。タイトル特性に合わせた人員選定と具体性ある提案、先回りのコミュニケーションが、現場課題を迅速に解決。プロジェクトごとの現場連携、相互理解の深化によって、品質向上と円滑な進行を実現しました。
ゲーム開発現場でのデバッグ体制強化
タイトルに特化した提案・経験者アサインが現場評価を高める
貴社の事業について教えてください。

当社はエンターテインメント全般に幅広く事業展開する企業です。アニメ、ゲーム、舞台など多彩な分野で実績があります。今回は家庭用ゲーム機向けの『龍の国 ルーンファクトリー』のデバッグで、SHIFTさんにお声がけさせていただきました。
マーベラスのコンシューマ事業には柱がいくつかありまして、その中の一つが「ルーンファクトリー」シリーズです。今回の『龍の国 ルーンファクトリー』は別舞台のゲームになっています。その他には「牧場物語」シリーズや「デモンエクスマキナ」シリーズといったタイトルがあります。
SHIFTの参画を決めた経緯を教えてください。

今回の選定の経緯ですが、SHIFTさんだけでなく他社さんとも相見積もりをさせていただきました。SHIFTさんからのご提案はタイトルに非常にフォーカスしたものでした。例えば、類似ジャンルのゲームをプライベートでよく遊ばれている方をアンケートで集めていただき、「このジャンルではこういうバグが発生するかもしれません」といった具体的な指摘を事前にいただけました。そのように具体的に話が進められる信頼度や熱量がすごく伝わってきたので、SHIFTさんにお願いすることになりました。

経験者をどれぐらいアサインできるかという点や、あらかじめ聞いていたゲームジャンルについて、そのジャンルのゲーム経験者がいることをお伝えしました。デバッグのポイントはこういうところですよね、という点を提案資料に盛り込み、そういった人員をアサインすることも含めてご提案させていただきました。
そうですね。SHIFTさんの提案は非常に具体的で、信頼できる内容でした。特にデバッグのポイントを明確に示していただけたのが良かったです。
プロジェクトの成功には熱意ある
連携・コミュニケーションが不可欠
踏み込んだ指摘・温度感ある
コミュニケーションが安心感に
プロジェクトを進めるなかで印象的だったことを教えてください。
週次のオンライン定例ミーティングを実施していただきました。ゲームデバッグは基本的にウェブ上に投稿された報告書を開発が確認して修正する流れですが、定例の場で「現在はここのバグが多く、チェックの粒度を上げればさらにバグが出せそうだ」とか「こういうところを懸念している」といったことを、口頭で温度感を交えて伝えていただけたのが良かったです。
大幅な仕様変更やスケジュール変更があった際も、SHIFTさんには臨機応変に対応いただき、非常に助かりました。
プロジェクトを通しての感想と今後の展望を教えてください。

ゲームは表現が豊かで複雑なので、文章だけでは伝わらない部分が多いです。SHIFTさんとは定例会議や個別の打ち合わせを通じて、細かい部分までしっかり連携できていたと思います。
そうですね。SHIFTさんの担当者がコンテンツを好きでいてくれたことも大きかったと思います。発売後も遊んでくれたりして、そういった愛情がコミュニケーションの円滑さにつながったのではないかと思います。
現場ではコミュニケーションが大事だと実感しています。熱意だけでなく、適度な距離感や客観視も重要です。SHIFTさんは、コンテンツへの理解を深めようとしてくれる点が印象的でした。
案件ごとにプロジェクトが終われば一旦終了、また新しいタイトルがあれば相談するというスタイルですが、頼れるパートナーとして今後も関係は続けていきたいです。

※掲載内容は2025年7月取材時のものです。
株式会社マーベラス様















