株式会社NEXT ONE様 導入事例
急成長企業の「人」への投資戦略
~SHIFTのノウハウを活かして、人事から企業変革を牽引~


Summary
コンシューマー向けプラットフォームとして「新日本エネルギー」のブランドで電気の小売り事業と障害者雇用支援事業を展開している株式会社NEXT ONE様。この度SHIFTは、新たな評価制度の設計および採用のご支援のため、HRコンサルティングサービスを提供いたしました。
人への投資が企業成長・変革の原動力
自社の成長とともに社会へ還元
貴社の事業について教えてください。

当社は大きくふたつの事業を展開しています。ひとつは「コンシューマー向けプラットフォーム」で、生活インフラ系のサービスを提供する事業、もうひとつは障害のある方と企業をつなぐ雇用支援サービスです。主力のコンシューマー向けプラットフォームの中でも特に、電力の小売り事業が業績の大半を占めます。
世の中にあって当たり前の、「電力」という事業領域のなかで、企業としてのプレゼンスを高めていきたいと私たちは考えています。また、この社会インフラ事業で、当社は企業として飛躍的成長を遂げられました。その恩恵を社会に還元したい。
では、「どのように社会還元するのか」と考えた際に「障害者の雇用支援」というテーマにたどり着きました。少子高齢化が加速し労働人口が減少するなかで、障害者雇用は国の重要テーマとして位置づけられています。民間企業には障害者雇用を促進するための法定雇用率が課されていますが、雇用できる環境がすべての企業で整えられている状況ではありません。そこで、盤石な社会インフラ領域の事業をもつ私たちのような企業が、障害者の方々や雇用する企業が抱える課題を解決すべきだ、という考えに至ったのです。それが、現在スマート農園型の障害者雇用支援事業を行っている背景です。
SHIFTのHRコンサルティング導入のきっかけを教えてください。
当社は設立当初、販売代理業を中心とする営業会社でした。会社の成長に伴い、営業会社から事業会社へ少しずつ転換していく一方で、コーポレート部門の強化は後手に。
特に人事の領域では、営業社員の離職率が高く、評価制度の整備を急ぐ必要がありましたが、社内に専門的なノウハウを持つ人材がおらず、対応しきれないという状況でした。
そういった人事の課題をどのように解決していくかを検討していたところで、SHIFTさんのHRコンサルティングサービスを知り、興味を持ったのがきっかけです。
HRコンサルティング活用により、
採用・人事制度を体系化
未経験でも挑戦・成長できる環境づくりを提供
SHIFTの支援内容について教えてください。
SHIFTさんには、人事制度づくりの土台となる考え方から現状把握に向けた社員サーベイ、各部署の役割・方針整理など、さまざまなことをアドバイスいただきました。それを基に、実際に社内で運用する等級制度を私がつくるタイミングでもつねにコミュニケーションをとらせてもらい、人事制度をようやく形にすることができました。
実際に鳥羽様が制度をつくるなかで印象に残っていることを教えてください。
当時評価制度が整備されていなかったこともあり、中途採用でご応募いただいた方へのオファー額に市場競争力をもたせにくく、人事担当者は大変だったことと思います。実際、「これでは採用できません」という声もあがっていました。そういった採用現場の声も汲んだかたちで人事制度を刷新しました。
現在、当社に在籍している従業員は50名程度ですが、売上規模としてはかなりのスピードで成長しています。間違いなく、代表をはじめ当社社員一人ひとりの力によるものです。その力を支える基盤としてSHIFTさんから支援していただいた評価制度がある。一例として挙げた採用の現場担当者のように、みんなが安心して働ける環境を一定程度提供できていると考えています。
我々は、自分たちで発電をしているわけではなく、サービスの取り継ぎをしている事業体。経営資源は製品ではなく、サービスという目に見えない付加価値です。そしてその付加価値を生み出すのは「人」なのだと、この度の評価制度刷新プロジェクトを経て、改めて感じています。
ありがとうございました。ここからは採用面での支援について、中途採用担当の太田様へご質問させてください。

採用戦略の設計まわりをSHIFTさんにご支援いただいています。具体的には、求人票をはじめとした候補者様向け各種ドキュメント上でのアトラクトの方法や、人材紹介エージェントさんとの関係構築の考え方など。
特にエージェントさんとの関わり方に関して、業界経験のあるコンサルタントの方から実践に則した貴重なアドバイスをいただいています。エージェントさん視点での当方側の依頼の伝え方や、エージェントさんがモチベーション高く当社に向き合っていただくためのコミュニケーションの在り方は、非常に勉強になります。
また、SHIFTさんや、SHIFTさんを介して他社様の事例を学べることも、非常によい機会です。生きた事例に触れる中で、他社人事の方とのネットワークを、今後より一層増やしていきたいと考えるようになりました。SHIFTさんに対してはそのハブのような立場のイメージを持っています。
これからの展開について教えてください。
以前に比べると母集団形成は改善しました。いまの課題は、面接でどうやって候補者様に当社の魅力を伝えていくか、そしてオファー面談で何を訴求して承諾につなげていくか、という点です。プロセスはまだまだ手探りの状態ですが、今後もSHIFTさんからのご支援のなかで学んでいければと思っています。
日本全国に何百万社もの企業があるなかで、当社のようなドラスティックな事業転換を成し、ハイスピードで成長している企業は少ないと私は考えています。そうした環境を「やりがい」と感じてくれる方に入社していただきたいですし、当社が提供できる経験や時間はその方にとって貴重な機会になると思うんです。従業員に対する最大のエンゲージメントは、まさにそこにある。採用でも、その点を強みとして打ち出していくのがよいと思いますね。

SHIFTに期待していることやご要望について教えてください。
当社の人材に対する考え方の一つに、「未経験でも挑戦して成長できる環境が、最終的に結果や成果につながる」というものがあります。まさにSHIFTさんの「その常識、変えてみせる」という言葉の通り、「未経験でそんなことができるのか?」という常識を変えていきたいんです。
私のようにSHIFTさんの経営理念や存在価値に共感している企業は多く、SHIFTさんというキーワードを基に集まってくる企業の方々には、共通点があるのではないかと思っています。
「SHIFTさんへの共感」と「人事の課題」という共通点を持つ企業が集まりSHIFTさんのやり方を実践していくことで、そのコミュニティのなかで新しいシナジーが生まれ、それが、当社を含めた日本の企業をさらに強くしていく。私はそう考えます。
※掲載内容は2025年6月取材時のものです。

株式会社NEXT ONE


