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Summary

株式会社coly様は、女性向けモバイルゲームで培った強みを活かし、はじめてSteam向けタイトルの開発に挑戦しました。少人数体制でのプロジェクト推進や品質管理に課題があるなか、SHIFTはローカライズ支援と伴走型のQA支援を提供。翻訳とQAが連携したプロジェクト支援を実施し、開発進行の可視化や外部会社との調整、品質要件の整理を通じて、プロジェクトのボトルネックを解消しました。
coly様は本来注力すべき「ゲームの面白さ」に集中できる体制を確立し、初のSteam進出を成功させました。

「colyらしさ」を武器に挑む、新たな市場開拓。キャラクターとストーリーへの徹底的なこだわり

今回の新規事業には、どのような経緯で関わられることになったのでしょうか?

株式会社coly 様
株式会社coly 執行役員 CC事業本部 本部長:狩野 様(以下、狩野 様)

私はこれまで、男性向けゲームやファミリー向けのカジュアルゲームなど、さまざまなジャンルの開発に携わってきました。colyに入社してまず驚いたのは、女性向けゲームに対する「こだわりの強さ」です。

SHIFT:高野

具体的に、どのような部分に違いを感じられましたか?

狩野 様

やはり「キャラクター」と「ストーリー」への強いこだわりですね。男性向けタイトルとは造形や見せ方のポイントがまったく異なりますし、ユーザーのみなさまが求める品質レベルも非常に高い。シナリオに関しても、著名な作家とともに、社内での品質管理を徹底しクオリティを磨きあげています。

株式会社coly 様
SHIFT:清水

作家の個性を最大限に引き出しつつ、ゲームとしての最適解を追求する、いわば「編集者」のような役割が社内にあるのですね。

狩野 様

そうですね。そうした「colyらしさ」ともいえるストーリーテリングの強みを活かしつつ、既存の女性向けゲームという枠組みを超えて、より広いターゲットに届けたいという思いがありました。

市場環境の変化と危機感。モバイル市場のレッドオーシャン化と海外勢の台頭

既存事業が好調ななかで、新しい市場に挑戦された背景を教えてください。

狩野 様

モバイルゲーム市場全体が競争激化によりレッドオーシャン化していることへの危機感を抱いていました。海外タイトルの台頭や開発費の高騰もあり、従来と同じやり方を続けるだけでは将来的な成長が見込みにくくなっていたのです。

一本一本を丁寧につくる当社の方針は変わりませんが、その延長線上だけでは成長の柱を構築することがむずかしくなっていました。そこで、新しい挑戦が必要だと考えました。

株式会社coly 様
SHIFT:高野

リスク分散という観点でも、重要な判断ですね。

狩野 様

はい。そこで、コンシューマやPC(Steam)市場への進出を検討し始めました。ただ、いきなり大規模な3Dアクションゲームに挑戦するのは、あまり現実的ではありません。そこで着目したのが、当社の最大の武器である「シナリオ・演出」を活かせるジャンルでした。

Steam進出の戦略:自社の強みを最大限に活かす。「ノベル・アドベンチャー」という選択

今回、Steam向けタイトルとしてこのジャンルを選ばれた理由を教えてください。

株式会社coly 様
狩野 様

Steam市場では、ノベル・アドベンチャーゲームに世界的な需要があり、日本だけでなく、アジアや北米でも一定の支持を得ているジャンルです。当社はストーリーやキャラクター表現に強みをもっており、このジャンルであれば少人数でも質の高い「売り切り型」タイトルを開発できると判断しました。また、大型タイトルに比べてコストや体制面の負担が少なく、初のSteam挑戦に適した選択肢でした。

単なるノベルではなく、ゲーム性も重視されたそうですね。

狩野 様

はい。小説を読むような没入感と、パズルを解くようなゲーム体験を融合させることで、埋もれないタイトルにできると考えました。私自身が一人のゲーマーとして「こういうゲームをつくりたい」という純粋な思いもありましたね。

初のSteam開発に向けて手探りのスタート。直面した「開発の壁」

株式会社coly 様
SHIFT:清水

これまでモバイル運営が中心だった御社にとって、Steamでの開発は未知の領域だったのではないでしょうか?

狩野 様

開発の各フェーズでさまざまな課題に直面しました。社内にはコンシューマやSteam開発の経験がほとんどなく、何をどうつくればいいのか、プロモーションをどう進めればいいのか、手探りの状態でした。技術面だけでなく、品質基準やスケジュール管理、Steam特有のレギュレーション理解、少人数のチームでディレクションから実務・管理業務を同時に担う必要があり、本来注力すべき「ゲームの面白さ」に十分な時間を割けない状況でした。

開発を成功に導いた「伴走型QA支援」の価値。パートナー選定の決め手は“品質理解”と“コストバランス”

そのような状況下で、SHIFTを選んでいただいた理由は何だったのでしょうか?

株式会社coly 様
狩野 様

決め手は「コストバランス」と「システム的な品質への理解度」です。今回のプロジェクトでは、はじめてのプラットフォームということもあり、システム的な不具合やSteam特有の仕様要件を確実にクリアすることが最優先でした。

SHIFT:高野

SHIFTはもともとソフトウェアテストから出発した会社ですから、機能要件やシステム品質の担保は得意分野です。そこを評価していただいたのですね。

狩野 様

SHIFTさんはチェック要件を非常に細かく提示してくださり、スケジュール感も含めて安心してお任せできると感じました。以前から、システム寄りでチェック要件や品質管理が非常にしっかりしていることも知っていましたので、初めてのSteam挑戦だからこそ、落としてはいけない品質を担保できる会社だと感じました。

テスト領域を超えた踏み込んだサポート

株式会社coly 様
SHIFT:田中

プロジェクト開始後は、開発全体が円滑に進むように、狩野様の負荷軽減を最優先に考えました。

狩野 様

そこが本当に助かりました。当初はテストと翻訳支援を中心に依頼していましたが、プロジェクトの状況を踏まえ、SHIFTのメンバーが私の状況を察してスケジュール管理や外部開発会社との調整など、踏み込んで支援していただきました。結果的に、私自身がボトルネックにならずに済んだのは大きかったです。

SHIFT:田中

プロジェクトが進むにつれ、狩野様のタスクが当初想定していた以上に多岐にわたっていることに気づきました。円滑な進行を支援するため、私たちでもう少しお力になれる部分があるのではないかと考え、テスト工程の管理にとどまらず、開発全体のマイルストーン管理や進行上のアラート出しなどを能動的に行わせていただきました。

狩野 様

おかげで、私はSteamのストアページの準備や、ゲーム自体のクオリティアップといった私にしかできないコア業務に集中することができました。もしあのまま一人で管理業務まで抱えていたら、リリースまで辿り着けなかったと思います。少人数開発において、伴走型で支えてもらえる体制は非常に心強かったです。

多言語対応や新規IPによる世界市場へのアプローチへ

最後に、coly様の今後のビジョンについてお聞かせください。

狩野 様

今回の経験を活かし、グローバル市場への挑戦を続けていきたいと考えています。日本のコンテンツ、特にミステリーやノベルゲームは世界で通用する力があります。そうしたコンテンツを、より多くのユーザーに届けていきたいですね。

SHIFT:清水

ありがとうございます。言語や文化の異なる未知の市場も含めて全力でバックアップさせていただきます。

狩野 様

ぜひお願いします。世界中のユーザーに物語を届けるため、共に挑戦していきましょう。ゲーム会社として安心して開発に集中できる環境を、今後も一緒につくっていければと思っています。

株式会社coly 様

※掲載内容は2026年1月取材時のものです。

株式会社coly 様

株式会社coly 様

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