株式会社ワールドフェイマス様 導入事例
「ふるさと納税」利用促進を
支援し、若年層を中心とした
従業員のエンゲージメントを強化


Summary
PMO(プロジェクトマネジメント支援)を基軸にした業務委託サービス、人材派遣を展開している株式会社ワールドフェイマス様。特にクライアントと伴走しながらプロジェクトを可視化し推進するPMOサービスが高評価を得ており、通信会社、大手Sler、自動車メーカー、ITメガベンチャーなど多岐に渡る業界で事業を展開していらっしゃいます。若手人材への福利厚生を目的に、ふるさと納税サービス「まん福」を導入いただきました。
PMOとしてのスキルアップを目指す
若年層従業員の可処分所得増加に貢献
貴社が注力する事業について教えてください。
「株式会社ワールドフェイマス(以下、ワールドフェイマス)」は、大手通信会社様の基地局建設プロジェクトの業務支援を中心に事業を展開してきました。そのなかで業務執行プロジェクトのマネジメント業務を高く評価いただき、現在はPMOがお客様にチーム単位で伴走してプロジェクトを進めていくサービスに注力しています。通信業界のみならず、自動車業界やITサービス業界などさまざまなお客様にサービスをご利用いただいております。
貴社のサービスの特徴について教えてください。
当社従業員は平均年齢30歳と若いメンバーが多く、独自のPMO育成プログラムを早い段階から実施することで、現場実務を経験しながらプロジェクトマネジメントを体系的に学んでいきます。そうすることで若手の段階からPMOとしての力がついていき、実際に手が動くPMOメンバーに育っていきます。
情シス部門へのDX推進のPMO支援、ツール導入支援、PMの負荷軽減のための会議体整理・自動化効率化などさまざまな依頼がありますが、そのPMOメンバーが泥臭く手を動かしてプロジェクトを実行していることが当社の特徴で、クライアントから高く評価いただいている点だと感じています。
SHIFTがご支援する以前の課題や、「まん福」を導入いただいた経緯をお聞かせください。

PMOサービスをより強化していこうという方針のもと、資格取得推進や研修制度の拡充など、人材育成に力を入れてきました。弊社は若い従業員が多いのですが、みなさんに長く快適に働いてもらうために福利厚生も充実したいという思いがありました。
ただ、大規模な予算があるわけではないので、限られた選択肢のなかで従業員にとって1番よいものは何なのかを検討していたのです。
そこで「まん福」を知り、お問い合わせいただいたのですね。弊社サービスを知ったきっかけは何だったのでしょうか。
ニュースメディアで「まん福」を見かけたことがきっかけです。従業員が一時的な自己負担なくふるさと納税の税制メリットを享受できる点や企業側の利用費負担がない点が大変魅力的でした。
そこで、従業員にふるさと納税を利用しているかアンケートをとったところ「メリットがわからない」「面倒くさい」といった理由で利用したことがない人が非常に多いということがわかりました。「まん福」のシステムは「面倒」「よく分からない」という最初の抵抗感を取り払う一助になるのではないかという期待がありましたね。
さまざまな福利厚生施策のなかから「まん福」を選ばれたのには理由があったのですか。
若いメンバーや未経験者の従業員が多いなか、どうやったら従業員に手取りが多く残るのかという観点で、さまざまな手当や補助の検討を行っていました。「まん福」は初期導入・運用費用ゼロではじめられるため、すぐに福利厚生のアップデートが叶えられますし、従業員は返礼品というメリットをスピーディーに享受できます。
「まん福」を通してふるさと納税を利用してもらうことで、申込時に一時的にかかるお金の持ち出し不要で可処分所得向上に繋げられるため、従業員の家計安定支援にも寄与できると考えました。
行政制度の活用メリットを訴求し、
若年層従業員のエンゲージメント強化へ
実際に導入していただいて、いかがでしたでしょうか?
「いままでふるさと納税を利用したことがなかった」という従業員の利用が多くみられました。細かい設定や住所登録などの負担が軽微な点など、はじめてふるさと納税を利用する人たちにとって入りやすかったのだと思います。会社が推奨しているものであれば安心だろうという心理がはたらいたことも要因として考えられますね。
多くの方にご利用いただけたというのは、私たちにとっても大変うれしい反響です。導入において、運営側のみなさまの懸念点などはございませんでしたか。

新たなサービスを導入することで、コーポレート側に負荷がかかってしまうのではないかということは懸念していました。
しかし、システムの使い勝手が非常によく、従業員情報は提供のCSVひな形でインポートを行うだけですし、社内告知用のバナーや文面もご用意いただくなど、運用面でのサポートが大変充実していたので心配は無用でした。問い合わせから実用までも1ヶ月程度で行っていただき、大変スピーディーに進めることができました。
利用後の給与相殺処理の作業はこれからなのですが、事前説明で工数のイメージはできているため不安感はありません。私たちの運用工数よりも従業員へのメリットのほうが圧倒的に大きいと感じています。
導入後の社内の反応はいかがでしたでしょうか?
サイトのUIやUXも非常によく、自身がふるさと納税にいくら使えるのかが分かりやすいですね。
また、最初の手出し金なしでふるさと納税を活用できる点が非常にメリットだという声も多くありました。一時的なお金でもやはり急な出費、かつ数万円となると若い従業員には負担が大きいこともあります。申込時の金銭的負担や煩わしい事務作業が軽減されるところが「まん福」ならではの利点です。会社にとっても従業員のエンゲージメント向上や離職率の低下に寄与していると感じます。
社内でのさらなる利用拡充のため、考えていらっしゃる「まん福」の活用法などはございますか。

最初は利用されるかなと不安だったのですが、思ったよりも多くの従業員が利用してくれました。メリットがあるのに、それを知らないだけという人が多いのでさらに周知をしていけば、もっと利用者が増えていくのではないかと思います。
たとえば、返礼品で社内のコミュニケーションがもっと活発になるようなイベントなどを行いたいですね。弊社はクライアントワークのため、他部署間でのコミュニケーションが少なくなってしまうケースがあります。「まん福」はそういったコミュニケーションを活性化させる施策とも相性がいいのではないかと考えています。ふるさと納税が会話の1つのきっかけになればよいなと。
今後、SHIFTに期待することを教えてください。
返礼品の数がもっと増えるとうれしい、という点くらいでしょうか。寄付したい自治体が「まん福」に登録されておらず、仕方なくほかのサイトを利用したケースもあったようです。
貴重なご意見、ありがとうございます。SHIFTとしてもその点を課題に感じており、返礼品や自治体の増加に取り組んでおります。選択肢が増えるという利点はもちろんのこと、ご縁のある自治体があることがふるさと納税利用の原点でもありますから。
自分の故郷があるとうれしいですからね。それこそ、社員のコミュニケーション活性化の一助にもなるのではないかと思います。期待しております。
※掲載内容は2025年2月取材時のものです。

株式会社ワールドフェイマス様