PROFILE

前職は大手ゼネコンに勤務。DX部門、AI開発部門などのトップとして長く自社システムの開発や外販、DX戦略構築を手がけてきた。事業会社として、市場競争のなかでスピーディにリリースを行うために当時目を付けたのが、2000年代中頃の日本ではまだ耳なじみのなかった「アジャイル開発」だ。無駄なく、素早く、そして想像を超える答えにたどり着く可能性のあるこの手法にカルチャーショックを受け、すぐに内製アジャイル開発チームを結成。クラウド基盤の活用やシステムのマイクロサービス化にもいち早く取り組み、業務システム・外販サービスの生産性を大幅に改善させてきた実績をもつ。

これらの経験を活かし、SHIFTではビジネス企画や開発の上流工程から関わり、お客様のビジョンや課題をアジャイル手法を用いて形にし、解決していく役割を担っている。お客様のやりたいことは、明確な場合もあれば曖昧模糊としたケースもある。課題のありかと希望する手段がマッチしていないこともある。どんなときも、「やりたいことは何か」という問いかけとともにお客様と誠実に向き合い、ビジョンをひもとき、製品・サービスの本質的な価値を理解したうえで要件としてアジャイル開発メンバーに伝えていく。

答えのないものが好きで、答えが見えているものや他人でもできそうなことには興味がない。「これまでにないアイデアが期待されているな」と感じる仕事に本領を発揮する。「まだ見ぬ課題を技術で突破したい」そう語る、根っからのイノベーターだ。

経験プロジェクト

  • 自社(当時)において内製アジャイル開発チームを組成・運営

    大手ゼネコン在籍時、ベンダー依存からの脱却と自社システムのスピーディな開発を目的としてアジャイル開発手法を社内に導入し根付かせた。構築の手間と運用コストが低いクラウドサービスを用いて基盤を構築し、Ruby on Railsなど開発生産性の高いフレームワークを用いてシステム開発。並行してCI/CDを実施し、テストやデプロイのコストを低減した。これにより、大小30以上のシステムの社内開発を実現させた。

  • 自社(当時)社内システムの統合基盤構築

    当初、社内システムは個別最適で開発されており、認証機能やマスター情報をそれぞれのシステム内部に持っていたが、開発の無駄や運用コストの増大が問題となっていた。これを解決するために、各システムで利用する共通機能(認証、ユーザー情報、マスター情報、ファイル格納、運用管理機能など)をAWSクラウド上に構築し統合基盤をつくり、これらをAPI連携で使用できるようにした。また、連携APIはテストとドキュメント化を自動で行い、開発関係者に公開。これにより各システムの開発工数と保守コストの削減を可能にした。

  • 自社(当時)社内システムのデータレイク構築

    当初、基幹システムや各業務システムがもつデータはそれぞれのシステム内部にのみクローズしており、他のシステムでの再利用やデータを突き合わせての分析ができない状況にあった。データドリブンな意思決定がスムーズにできる環境を実現するため、各システムに散在したデータをAWSクラウド上に集約・加工して蓄積するデータレイクを構築。蓄積データはカタログ化して社内に公開し、出力として他システムへのAPI連携、BIツールへのデータソース提供、AI学習のためのファイルダウンロードなどが容易にできるようにした。

  • 大手通信事業者におけるリーンスタートアップによる新規事業開発

    大手通信事業者様の企画部門・情報部門のメンバーとともに、リーンスタートアップ手法を用いた新規事業の検討を実施。並行して、アジャイル開発による実装フレームワークの策定を行った。

  • 官公庁補助金申請給付システムのPoC開発

    官公庁の補助金申請給付システムのガバメントクラウド移行とUI/UX改善のためのPoC開発をアジャイルにより実施。プロダクトマネージャー補佐として、お客様と開発メンバーの間にたちプロダクトのビジョン、ロードマップ、要件および開発スコープを策定し、プロジェクトの方向性を明確化させた。

カンファレンス登壇実績

・AWS Summit Tokyo 2019「大手ゼネコンが作るEnterprise ITのあり方(内製アジャイル開発、BigData/AI)」

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