トヨタコネクティッド株式会社様 導入事例 トヨタコネクティッド株式会社様 導入事例

各プロジェクトに最適化された品質向上支援の重要性

大規模×マルチベンダー×品質保証から見えた理想的な開発プロセス

トヨタコネクティッド株式会社様 導入事例

  • 業種

    情報/通信/メディア​

  • 企業規模

    501~1,000名以下

  • サービス

    テスト計画

    テスト設計

    テスト実行

    プロジェクト運営支援

    テスト管理ツール“CAT”

マルチベンダー開発が生む、開発体制や高い品質維持、向上の課題

SHIFTがご支援する以前の課題や導入いただいた経緯をお聞かせください

瀧様:

トヨタコネクティッドでのシステム開発案件は常に複数のベンダーによる同時並行の新規・改修の開発が行われており、ユーザーの安全性に関わるサービスも提供しているため、高い品質の維持、保証が必要不可欠でした。
一方、外部要因に合わせたシビアな納期の中でリソースも限られており、さらにマルチベンダーによる大規模・並行開発は、品質のバラつきや、各社のコントロールも課題でした。

 

品質保証に関しては、各ベンダーが担当システムの検証を実施しており、マルチベンダーの場合は主要機能の開発ベンダーを主軸に据えて、トヨタコネクティッドの開発担当がリードして全体結合テストを実施していました。しかし、対面する多くの担当者とのコミュニケーションにムラがあり、開発ベンダーによるテスト設計は、開発担当領域をメインとした内容となっていたため、全体でみた場合の漏れなどリスクがあると考えており、第三者による検証を検討するようになりました。

さらに、個々のプロジェクトに最適化されたプロセスの中で品質を維持しながら、限られた納期の中でリリースを実現するために開発プロセスの改善、変革も目指すゴールとしてありました。

そんな折、当社の別部門のプロジェクトに参画しているSHIFTという会社を聞き、担当者から紹介を受けました。

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(左)瀧 比呂志 様/トヨタコネクティッド株式会社 コネクティッド開発部 コネクティッド開発室/テレマティクス開発室 室長
(右)木村 明博/株式会社SHIFT エンタープライズ産業・流通統轄部

各ベンダーと連携しながら品質管理を横断的に実行し
品質標準における指標を策定

SHIFTの支援内容やその成果についてはいかがですか

瀧様:

複数ベンダーが携わる大規模プロジェクトにおいて、品質管理を担うテストベンダーとして参画いただきました。テスト設計から実行、各ベンダーの窓口となってテスト全体に関わる部分を推進いただきました。

SHIFT木村:

対面する開発ベンダーとの積極的なコミュニケーションは意識しました。

不具合発生時などには、SHIFTが問題点をキャッチアップして開発ベンダーと連携をとり対応します。テスト設計時の仕様書が最新ではなく、テスト実行時に差異が発生したこともありました。こうしたケースに対しても、我々が各ベンダーにヒアリングし、仕様書に未記載の内容を埋めてテストケースを作成しました。

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瀧様:

個々のプロジェクトには特性があり、達成すべきゴール、ポイントは違いますが、SHIFTには現場に入り込んでもらい開発担当としての立ち位置で各ベンダー、プロジェクトと連携し、柔軟に対応いただきました。

プロジェクト単位で最適化を実施していくことにより、これまでばらつきのあった品質標準における指標を策定することができました。開発ベンダーも品質向上の活動は行っていますが、横断的な品質管理を現場レベルで推進していただいた経験則や観点から、テストケースの標準化、品質向上への新たな取り組みなど開発の上流工程の改善を行っていただいています。

統計管理からテストケースを再利用し効率化を実現

ご支援内容について他に評価いただけるポイント、また今後の期待値などがあればお聞かせください

瀧様:

今回、SHIFTのテスト管理ツールCATも活用し、テスト期間中の数値化、可視化を行いました。進行状況の把握だけではなく、過去のテストケースを再利用し、全体の効率化が実現したことも非常に評価できる点だと考えています。

また、満足度に関してはプロジェクトに参画いただいた現場メンバーのスキル、経験値・コミュニケーション能力に関して非常に満足しております。ただ、個人の能力に依存していないか、という懸念もありますので、今後もこのまま高いレベルの人材で継続できるよう、教育や育成に注力いただきたいです。今後も、プロジェクトを支援してもらうメンバーのキャラクターやポテンシャルが見えると安心します(笑)

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SHIFT木村:

ありがとうございます。人材育成や教育の課題は全社を通してありますが、現在ご支援しているメンバーの能力は高いので、瀧様からの期待値を本人たちにも伝えて、日々成長させていけるよう努力したいと思います。

瀧様:

マルチベンダー化において品質基準を担保していく上でも、テストだけではなくプロジェクトの上流工程から参画いただき、骨子や概要を把握してテスト計画を進めるといった関わり方を今後も期待しています。

変革する開発スタイルに沿った品質向上課題との向き合い方。
第三者検証の活用により理想的な開発プロセスへ近づいた

これからのシステム開発における品質向上についてどのようにお考えですか

瀧様:

昨今、クラウドサービスやアプリケーション開発が多種多様になっている中でシステム開発のスタイルが、これまでの大規模SIerによる1社でのトータル受託開発から、各機能・各サービスに特化した大小様々なベンダーを組み合わせて、低コストかつ品質も担保する開発が主流になってきていると感じています。トヨタコネクティッドも同様に、マルチベンダーによる開発が進む中でも、SHIFTのような、最後に一定の品質基準で歯止めを利かせるベンダーのニーズが高まっていくと考えています。

 

どの企業も品質向上の課題はありますし、品質管理部門が専門部署として品質管理を行うケースが多いと思います。トヨタコネクティッドにおいてはプロジェクトごとの特色が大きく異なっており、横断的で共通化された品質管理運用が、個々のプロジェクトに当てはまらないケースが多々発生していました。

今回、SHIFTのような品質の専門企業にプロジェクト単位で参画いただくことで、個々に最適化された品質向上支援を実施していくことが、一つの解であることを認識できました。第三者検証機関を活用することにより、課題としてあった「限られた時間の中での高い品質の維持、保証」を実施できる理想的なプロセスが見えてきたように思います。

 

※掲載内容は2020年7月取材時のものです。

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