株式会社日立ハイテクフィールディング 導入事例
RPAプラットフォーム変更を
乗り越え、現場に寄り添う
移行支援で年間2,000時間を削減

Summary
RPA(業務自動化ツール)の活用を推進するなかで、多くの企業が直面するのが「人材不足」や「運用体制の構築」、そして予期せぬシステム環境の変化です。
日立ハイテクフィールディング様では、RPA推進体制の立ち上げ後、全社方針による戦略的なプラットフォーム変更という大きな転換点を迎えました。SHIFTは、移行プロジェクトの推進から運用基盤の整備、さらなる自動化効果の創出まで一貫してサポート。その結果、年間約2,000時間の業務削減を実現しました。
今回は、環境変化にどのように対応したのか、そして継続的なパートナーとしてSHIFTが選ばれる理由について、お話を伺いました。
RPA推進体制の構築を阻む
「人材不足」の課題
RPA支援をご依頼いただいた背景や、当初抱えられていた課題について
お聞かせいただけますでしょうか。
RPA推進の立ち上げにあたり、まず大きな課題だったのがメンバー不足でした。組織改編や産休などで人材が十分ではなく、約2年前から業務委託という形でSHIFTさんにご支援いただいたのがはじまりです。即戦力として参画いただき、当初の目的だったRPA推進体制の構築については、しっかりと成果を出していただけたと思っています。
プロジェクトを進めるなかで大きな環境の変化があったと伺っています。
当時の状況はいかがでしたか?
実は当初、別のRPAツールを利用していたのですが、全社的な方針変更により、新たなRPAプラットフォームへ変更することになりました。
現場としては、稼働中のRPAツールを運用しながら、移行先の環境で動作するRPAを構築する必要があり、スケジュールへの影響も懸念していました。
しかし、SHIFTさんが迅速に対応してくださったことで、想定内の遅延範囲で移行を完了することができました。また、移行作業だけでなく、移行後の運用に必要な作業手順書の整備まで対応いただき、大変助かりました。
業務環境に適したRPA運用の実現
ツール変更だけでも大変な作業ですが、その他にも技術的な課題はありましたでしょうか。
一般的なRPAの知識だけでは対応が難しい状況のなかで、業務環境に合わせてRPAの自動化処理(ボット)をどのように実行・運用する仕組みをどう構築するかが課題となっていました。
実運用を踏まえた設計や環境への適応が求められるなか、SHIFTさんは、そのような重要な要件をしっかり理解したうえで業務に関わってくださるので、品質面でも非常に安心して任せることができました。
RPAプラットフォームの変更時も、一般的な知識だけでなく、当社特有の環境に合わせた提案を積極的にしていただきました。現場メンバーと一緒になって課題を解決してくれた印象があります。
未知の技術への挑戦と
「指示待ち」にならない提案力
新プラットフォームへの移行対応では、どのような点が印象に残っていますか?
もともと担当いただいていた方は、以前利用していたRPA製品の経験者として参画いただいていました。ところが、プラットフォームを変更することになったため、新たな知識が必要になりました。それでも、自ら学びながらキャッチアップして対応してくださり、未経験の領域でも成果を出していただいたことが非常に印象的でした。
設計や運用面での提案についてはいかがでしたか?
提供開始直後という状況のなか、SHIFTさんには技術調査と並行してRPAの構築を進めていただきました。また、「どのような設計にすれば安定的に運用できるか」といった観点からも積極的に提案いただき、安心してプロジェクトを進めることができました。
相談すると、必ずプラスアルファの提案をしてくださいます。依頼された作業をこなすだけでなく、将来の運用や改善まで見据えて動いていただけるため、頼れる相談相手です。
現場に寄り添うコミュニケーションと信頼構築
現場でのコミュニケーションについてはいかがでしょうか?
仕事のスキルだけでなく、人柄も非常に良いですね。毎日の短い定例ミーティング(朝会)でも積極的にコミュニケーションを取ってくださいますし、困ったことがあれば気軽に相談できる関係性が築けています。
勉強熱心で、未知の技術領域にも前向きに取り組んでくださいます。また、社内の懇親会などにも快く参加いただき、日頃からコミュニケーションを大切にしてくださっていることも信頼につながっていると思います。
移行作業の完遂と、新たなプラットフォームにおける作業手順書の整備
RPA移行支援を通じて得られた成果について教えてください。
稼働中のRPAを運用しながら、移行作業を完遂していただきました。さらに、移行後の運用に必要な手順書の整備にも取り組まれ、今後の運用品質向上につながる基盤を構築することができました。
定量的な成果についてはいかがでしょうか?
昨年度はRPA活用により、年間約2,000時間の作業時間削減を実現することができました。初年度としては十分な成果だと考えています。今年度は、年間3,000時間削減(前年差+1,000時間)を目標に取り組んでいます。今後は、効果算出の高度化と継続的な改善活動についても支援いただきたいと考えています。
継続的な支援につながった
成果とパートナーシップ
さまざまな支援を受けるなかで、SHIFTのサービスをどのように評価されていますか?
費用対効果の観点も含めてお聞かせください。
費用対効果という観点では、常に成果と照らし合わせながら評価しています。その点については、環境変化への対応力や人材の質、そして今回の成果を踏まえると、十分に価値を提供していただいていると感じています。
実際に今年度も継続して契約していますし、移行支援にとどまらず、業務改善や新たな自動化施策の提案まで含めて支援いただいている点を高く評価しています。
今後の展望について教えてください。
現在、生成AIツールや社内向けに提供されている生成AI環境(社内データを安全に扱うための仕組み)を活用する動きが出てきています。SHIFTさんは、RPA以外の新しい技術について「少し手伝ってほしい」と相談した際も非常に前向きに協力してくれます。今後はRPAから生成AIへとつながる未来を見据えて、次世代技術の領域でも力になっていただけると期待しています。
SHIFTさんからは、既存システムの刷新・クラウド移行といったモダナイゼーションやセキュリティ対策など、RPAの枠を超えたさまざまな提案をいただいています。今後、新たな技術課題が発生した際にもぜひ相談させていただきたいですね。
また、現在参画いただいている担当エンジニアのお二人は非常に優秀で、仕事も早く、安心してお任せしています。その一方で、受け身になるのではなく、「こう改善できるのではないか」「こんな取り組みもできるのではないか」といった提案を、これまで以上に積極的に発信していただけることを期待しています。
私たちとしても一緒に業務改善を進めていきたいと考えていますので、現場で感じたことやアイデアがあれば、ぜひ率直に共有いただきたいと思います。
※掲載内容は2026年5月取材時のものです。
株式会社日立ハイテクフィールディング















