《実績豊富・保有端末2,300台以上》
複数の端末環境で網羅性の高いテストを実現
多端末検証とは、ソフトウェアをテストする際、違う種類の複数端末および複数のオペレーティングシステム、その他さまざまな条件を組み合わせて行う動作検証を指します。同じソフトウェアを動作させるにしても、端末の環境が変われば動作の仕方やエラーも異なるため、ソフトウェアテストには多端末検証が必要となります。
ただし、機種やオペレーティングシステム、バージョン、キャリア、ディスプレイの解像度などすべてのパターンを検証することは実質的に不可能なため、そのソフトウェアにとって最大公約数的な検証結果が得られる組み合わせを選定しつつ、テストの抜け漏れを限りなく減らすことが重要です。
端末やオペレーティングシステムなどの最適な組み合わせは、レイアウト崩れを検証したいのか、基本的な機能を検証したいのか、端末やオペレーティングシステム固有の問題を抽出したいのかなど、検証の目的によって変わります。また、どのようなユーザーを想定しているのか、セキュリティや接続性などの品質を重視するのかなどソフトウェアの特性によっても変わります。
多端末検証における端末やオペレーティングシステムの選定には、主に以下の4つの観点があります。
・シェア率
特に不特定多数の利用者を想定している場合は、シェア率の多い端末を選定します。国内なのか、国外なのか、主なターゲット層は何十代かなどによってシェア率は変わるので、アプリの特性も考慮します。
・メーカーとキャリア
同じメーカーの同じ機種でも、キャリアによって細かい挙動やプリインストールアプリは変わります。できるだけ多くの組み合わせを検証できるよう、メーカーとキャリアの選定のバランスも重要です。
・オペレーティングシステムのバージョン
同じ端末でもオペレーティングシステムのバージョンによって挙動が変わるため、できるだけ多くのバージョンを検証するようにします。ただし、バージョンが古くなるほど利用者数も減っていくため、バージョンのシェア率を考慮しつつ検証するバージョンを決定します。
・端末のスペック
スマートフォンの技術は日進月歩のため、最新の端末では問題なく動作しても少し前の端末では問題が発生する場合もあります。ディスプレイの解像度やメモリの容量などでテストするパターンを決定します。
一般的な会社にとって、膨大な数の端末を用意したうえでこれらの観点をおさえた検証を行うことは困難です。なぜなら、各端末の傾向や特性を考慮し最適なバランスを考慮することや、十分な組み合わせを実施できるだけの端末を用意する必要があるためです。そこで多くの実績などにより蓄積されたノウハウをもち、かつ膨大な端末数を保有している専門のパートナー会社に多端末検証を依頼すれば、テストケースの作成から実行までを効率良く高品質で実施できます。
多端末テスト(多端末検証)の場合、端末とOSを数多く組み合わせる必要がある為、網羅性の担保が難しく、品質の低下につながります。SHIFTではプロジェクト特性などを考慮し、保有端末からテスト端末を選定・調達。更に蓄積してきた端末とOSなどの組み合わせデータを活用し、網羅性の高いテストを行います。
SHIFTでは、スマートフォンなどのテスト端末が最新機種も含めると、2,300台以上(2019年3月時点)あり、且つ端末・OS固有の障害傾向や特性も熟知しています。その多種多様な機種のなかから、お客様の要件や予算、スケジュールに合わせて、テスト端末の最適な組み合わせを提案することが可能です。
お客様自身で必要なテスト端末を用意し、端末やブラウザ、OSを無数に組み合わせて正確にテストを行うことは、ノウハウや専門性が必要なため困難です。SHIFTではテスト端末の選定・調達からテスト実行までワンストップで支援することで、お客様でのテスト準備の手間を省くことも可能です。
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SHIFTでは、多端末テスト(多端末検証)の豊富な実績をもとに独自の評価基準を策定しています。さらに、端末の組み合わせやテスト観点、機種ごとの特性、機種依存問題の最新情報も蓄積。それらを活かし、最適で効果的なテストケースを作成して高品質を担保します。
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多端末テスト(多端末検証)の設計・実行は端末・ブラウザ・OSなどの要素を組み合わせ、抜け漏れなくテストすることが必要です。SHIFTでは規模やジャンル問わず数多くの多端末テスト(多端末検証)の実績があり、その知見をもとに最も効率的な多端末テスト(多端末検証)を設計・実行することができます。