Overview and Features
サービスの概要・特徴
あらゆるシステム基盤技術を集約し、お客様のビジネスを支えるインフラを設計・構築
昨今、企業のDXへの対応度合いは組織の競争力に影響をおよぼす重要なファクターとなっています。DXを支えるための理想のシステム構成は、業態や環境によってさまざまですが、SoR・SoE・SoIのシステム基盤、データ利活用基盤、およびモダンアプリケーションの開発・稼働に不可欠なコンテナ基盤、ネットワーク・IoT・認証認可など、いずれの構成要素の設計・構築にも、広範かつ専門性の高い技術チームが求められます。
SHIFTのインフラ設計・構築サービスは、システム基盤のグランドデザイン策定から、個別システムのクラウドリフト&シフトによるEoL対応まで、お客様のIT戦略と整合させたDX実現のためのインフラ更新・導入を推進します。
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- SoR/SoE/SoI設計構築
- DX実現の観点から異種あるいは複数の情報システム間の統合・連携の要求を分析し、要件として整理・再構成します。統合および連携仕様を明らかにし、インテグレーションアーキテクチャー(フレームワーク構造およびインターオペラビリティ)として設計。設計した内容が統合および連携要求を満たすことを確認し、後続の開発・導入を実施します。
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- クラウド・ネットワーク設計構築
- ビジネスおよびIT上の課題を分析し、非機能の側面を含めてシステム基盤要件として整理・再構成します。要件実現のためのシステム属性・仕様を明らかにし、インフラストラクチャアーキテクチャー(システムマネジメント、セキュリティ、ネットワーク、コンテナプラットフォームなど)として設計します。この設計結果が、課題に対する解決策となっていることを仮説検証し、後続の開発・導入に進みます。
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- SoI/データ利活用基盤設計構築
- インサイトを獲得するため、組織内外に散在するデータを組み合わせ、必要なデータに効率よくアクセスするためのデータ利活用基盤を提供します。さらに、データ管理者とデータ利用者が協調し継続的にデータ活用を進化させていくDataOpsの実現を支援します。
解決できる課題
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長年運用されてきたサービス基盤がブラックボックス化しており、ビジネス要件の変化に応じたアプリケーション開発スピードおよびインフラのアジリティが確保できていない。
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顧客の信頼に応える可用性・耐障害性、ビジネスの急拡大に対応する拡張性・運用性といった非機能要件の考慮不足によるトラブルが、サービス運用開始後に顕在化している。
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組織内でさまざまな業務アプリケーション・データベースやクラウドサービスが個別最適で導入されていることにより、データの分散とサイロ化が進み、データの連携や利活用が進まない。
Why SHIFT
選ばれる理由
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- 01
- ビジネス要件に合わせたグランドデザインから
運用までトータル支援 - お客様のDX戦略に基づくインフラのグランドデザイン、ビジネス要求に基づくシステム要件定義や設計構築・実装・品質保証・運用までのライフサイクル全般に対応します。プロジェクトごとに必要な専門分野をカバーできるよう、メインフレーム・オープンシステム・クラウド・ネットワークに関する広範な知見を持つインフラコンサルタントのチームを編成します。
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- 02
- 非機能要求に対するサービスを保有
- 非機能要求を満たすためには、ソフトウェアを動作させるシステム基盤について、幅広くかつ深く技術的な洞察が必要になります。SHIFTは、豊富なシステムテストの知見をもとに、「売れるサービスづくり」に不可欠な性能・可用性・拡張性・運用性・セキュリティなど、非機能要求やその要件定義に関するコンサルティングメニューを体系化して実装・要件の実現に取り組みます。
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- 03
- 部品の組み合わせで迅速にインフラを構築
- DXインフラを構成する各要素は、IaC(インフラアズコード)のテンプレート部品としてナレッジ化しており、これらを活用することで、高品質なインフラをスピーディーに構築することができます。
Effect of Service Introduction
サービス導入による効果
お客様の声
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- サーバー検証環境のIaaS化
- (製造業様)
- お客様が抱えていた課題
- ソフトウェア開発部門では検証環境をオンプレミス仮想基盤上に構築し利用していました。事業拡大に伴い検証用仮想サーバーが700台を超え、ハードウェアリソースの不足や運用負荷の増大のため、検証環境の提供に遅延が生じはじめていました。
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- 実施内容
- 仮想基盤のハードウェアEoL対応とあわせて検証環境のクラウドリフトを行う改善案のご提案と構築をしていただきました。パブリッククラウドのIaaS環境に移行し、検証環境の必要性に対して柔軟に仮想マシンを提供できるようになり、 「リソース不足の懸念」も解消しました。また、ハードウェア保守の業務が不要になったことのみならず、運用ドキュメントを整理してもらえたことで、運用にかかる時間を削減し、開発部門メンバーが本来業務に注力する時間を増やすことができました。
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- アプリケーション基盤をコンテナ環境に移行
- (金融業様)
- お客様が抱えていた課題
- システム部門でお客様サービス向けアプリの開発を行っていましたが、開発要員の不足が常態化していました。そのため、ビジネス部門から寄せられる多数の追加開発要求に応えられず、今後も増え続けるビジネスニーズに対応していくために、効率的な開発・テスト・運用プロセスへの変革が急務となっていました。
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- 実施内容
- アプリケーションのマイクロサービス化による再構成と、開発環境へのCI/CD導入と実行環境をコンテナ化するクラウド基盤への移行をご提案・実施いただきました。環境移行により、開発効率の向上とタイムリーな機能リリースを実現できるようになりました。コンテナ基盤のオートスケール機能により、繁忙期のリソース逼迫への対応とコスト最適化を両立できています。クラウド基盤は既存の運用監視システムと連携してもらい、運用負荷の増加は最小限でした。
プロジェクトの流れ
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- ヒアリング・
支援スコープ決定 - お客様の要望をヒアリングし、支援範囲を決定。
- ヒアリング・
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- 各種サービスの
計画提示・承認 - 支援するサービスの実施計画を提示。
- 各種サービスの
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- サービス計画に基づく
設計構築を実施 - 支援するサービスの計画に基づいてコンサルタントが最適なチームを編成し、コンサルティングを実施。
- サービス計画に基づく
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- システムテスト~リリース、運用移管を支援
- 設計構築したインフラをお客様に引き渡し、アプリ開発チームによる後続工程のQA対応やテスト・リリースをフォロー。
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- IT戦略・グランドデザインに基づく後続フェーズ提案
- IT戦略やグランドデザインに基づいた設計構築・実装・品質保証・運用を提案。