ユーザー満足度の高いゲーム開発のため、テストの全行程を支援
ゲームテストとは発売前のゲームをプレイし、仕様書通りに動作するか、壁抜けや進行不能などの不具合はないか、また求められている製品クオリティを満たしているか、ユーザーとして面白いかなどさまざまな観点でテストを行うことを指します。ゲームテストを行うテスターは、デバッガーとも呼ばれます。
壁抜けがないかなどのランダムなアドホックテスト 、ゲームとしての面白さ、さらにはケーブルの抜き差しによる影響などゲームテストのテストケースは多岐に渡ります。そのため、専用のテストツールを用いた自動テストを導入することも重要です。
規模の大きなゲームのテストを効率良く実施するために、QA(Quality Assurance)という部門を設けることがあります。QAは「品質保証」を意味する言葉で、QAに属するエンジニアが開発の視点から開発環境の改善やテストの効率化を行います。
ゲームテストにおいては、過去に行ったテスト事例や蓄積されたナレッジを最大限に活用することが特に重要です。
テストケースが膨大な量になりやすいゲームテストでは、事例やナレッジから得られた標準的な項目を流用しなければテストの抜け漏れを最小限に抑えることは困難となります。テストの抜け漏れが多くあると、リリース後にユーザーからの評価を大きく下げてしまうような不具合が見つかる可能性があります。また、テスターが変わるたびにテストの品質が変わってしまうケースもあります。
そのため、過去事例やナレッジから既存のテストケースと突合せを行うことで、おおよその項目を流用でき、またテストの標準項目を設けることでこの課題を解決することが可能になります。また、項目化しづらい動的要素に対応したアドホックテストもあわせて行い、より網羅性の高いテストを実施する必要があります。
ゲームテストに適したテスターのアサインや効率の良いプロジェクトマネジメントなどを行える体制を整えることも、ナレッジを蓄積し活用していくためには重要になります。これにより、結果的にコスト削減や高品質なテストの実施につながります。
SHIFTでは、ご要望のQCDに応じて、想定テストケースやケースあたりの実行スピード見込みをもとに作業工数を算出し、それにもとづいて高精度のテスト計画を作成。作業工数から見積もりを作成するため、透明性・納得性の高い見積もりを提示でき、お客様のリリース管理にも役立てられます。
長年培ってきたテストのノウハウやツールを活用して、独自の「ゲームテスト標準項目」を定めています。これに準拠することにより、ゲームテストにありがちな属人化を防止。特にゲーム離脱につながる課金、報酬に関するテストも体系化しており、網羅的なテストを可能にしています。
SHIFTでは独自のゲームテスト標準項目による網羅性の高いテストと項目化しづらい動的要素に対応したアドホックテストの二つを最適なテスト工数でバランスの良いテストを実施。更に、ゲームテストに適したテスターが実行することにより、品質のばらつきを防ぎ、安定した品質を可能としています。
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入社時にゲームテストの適正検査を行うだけでなく、独自のカリキュラムで人材を育成。ゲームのヘビーユーザーからライトユーザーまで、幅広いテスト適正者が揃っています。バグの発見はもちろん、アップデート時など、リリース後の継続的なテストにも対応することが可能です。
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網羅的なテスト項目を作成できるSHIFTだからこそ、テスト項目の「隙間」がどこに発生するのか、よく理解しています。その知見を活かしてアドホックテストを実施することで、項目化されにくい操作による、障害のきっかけなどを検出することが可能です。
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エンタープライズからエンターテインメントまで幅広い業界、分野を手掛けているSHIFTだからこそ、これまでのゲームテストにとらわれずAPIテスト、セキュリティ脆弱性診断、負荷テストなどトータルでサポートすることができます。
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テスト計画・テスト項目も「ゲームテスト標準項目」をベースに設計しているため、各プロジェクトの品質データやテストナレッジを継続的に蓄積することが可能。それらのデータやナレッジを次のプロジェクトへ流用できるので、さらなる品質改善も実現します。